自律神経の乱れと胃痛の関係は?胃痛の治し方

自律神経の乱れが胃痛を引き起こす?

人間の生命活動は様々な機能が正常に動くことで維持されており、その多くが無意識に働いているものです。

 

例えば脈拍や血圧の調節、呼吸、興奮状態と安静状態の切り替えなど…これらは当然、無意識下で行われているものです。

 

これらを制御しているのが自律神経であり、自律神経は生命維持に欠かせない体の内部で重要な働きをなす神経なのです。この自律神経が乱れると様々な健康問題が生じますが、近年特に問題となっているのが胃への影響です。

 

主にストレスなどにより自律神経のバランスが興奮・攻撃性を司る交感神経側に偏ると、血圧の上昇・不眠・そして胃酸過多による胃痛などが発生します。食べ物を消化するための胃酸が不必要に分泌されることで胃が傷付いてしまうのです。

 

たかが胃痛と軽視できるものではなく、重度になれば胃潰瘍なども発生しますし、長期的には胃がんの発生率を高めることにもなります。

 

胃痛以外の症状

 

胃痛以外の症状としては、胃液が逆流して食道の炎症を引き起こす逆流性食道炎の症状が現れます。具体的には吐き気や胸焼け、食欲不振などが慢性的に現れることになります。

 

食道は胃のように強酸に対する防御機構を持たないため、一度胃酸が逆流しただけでも炎症を起こしてしまい、吐き気と共に喉の奥の痛みやもやもやが続き、食欲も失せてしまいます。

 

胃痛・吐き気・食欲不振などを抑えるには?

 

胃痛や吐き気などの症状を抑えるには、極力胃に負担をかけない・刺激を与えない食事を心がけつつ、必要ならば薬やサプリメントなどを用いる事になります。

 

胃酸過多が原因ですので、まずはそれ以上胃酸が出ないように脂が多いものなど消化に胃酸を多く必要とする重い食べ物や、胃を刺激して胃酸分泌を促す辛いスパイス・カフェイン・酸味の強い食べ物などを避け、消化のよい食べ物を中心にし、また乳製品など胃に膜を張るような食品を意識して摂取します。

 

自律神経を整えるには?

 

自律神経のバランスを正常化するには、規則正しい生活を心がけると共にストレスへの対策が必要です。胃痛が現れる自律神経失調は多くがストレスによって引き起こされているため、可能ならばストレスを受けない環境へと移ることが最良ではありますが、現実的に不可能なことも多いでしょう。

 

できる限りストレスを受け流したり、解消するための趣味などを作るなど、極力ストレスを溜めたままにしないような工夫が必要となります。

 

他には、やはり飲み会などで遅い時間に重い食べ物を食べたり深酒をしたりすることは、胃にとっても自律神経にとっても最悪です。食事は早い時間で切り上げ、やむを得ない飲み会も飲み食いは控えめにしましょう。